みなさんこんにちは。
ぼっちで観覧車100か所乗ってみる。残り4つとなりました。ゴールが見えてきたのを実感しています。
ここまで乗っていると「 関東地方はコンプリートしたんでしょ? 」という声もチラホラ聞こえてきますが、数か所残しているんですよね。
その筆頭格が栃木県鹿沼市・千手山公園( せんじゅさんこうえん )。これまで2度訪れたのに、休園日と悪天候が重なって2度とも乗れなかった観覧車でして。
本当つくづく「 ぼっちで観覧車100か所撮ってみる 」にしなかったことが悔やまれます。私のバカバカ。どうして乗るに限定しちゃったんだろ。撮るだけならとっくに100終わってた。
しかしまあ悔いても前には進みませんので、3度目の正直。3度目の千手山公園に向いましょう。天気良好。開園日確認済。さあ97か所目とまいります…!
※おことわり※ 3度目の訪問時、ラッピングゴンドラ期間中で普段と全体の雰囲気が異なっておりましたので、写真は3回分混ぜてお届けします。
【97】「千手山公園・観覧車」(栃木県鹿沼市)
◎ 1周たった50円。破格の観覧車
住宅街に突如あらわれる「 歓迎 」と書かれたアーチをくぐると、ちょっとした小山が見えてきます。ここが千手山公園で、観覧車はその小山の上に建っています。
入場料はかからない、住宅街に囲まれた、どこにでもある至極普通の公園なのに、観覧車があるギャップ。遊園地とか”いかにも”な場所にあるよりも、日常と隣り合わせに建つ観覧車って好きですねえ。何度来たって好感度しかありません。
もう少々近付いてみましょう。
絵になるわー!鉄塔と観覧車ってめちゃくちゃ釣り合いますわー!
出迎えてくれたのは高さ17.5メートルの小ぶりなタイプです。
過去を振り返ると、小型の観覧車というのはゴンドラを気球型にしたり、窓なし吹きっさらしにしたり個性を出しやすいのですが、ここではオーソドックスときましたね。
分かっていらっしゃる。住宅街のド真ん中なんて立地には、奇をてらわない王道タイプがお似合いだってことを。
そんな王道タイプではありますが、出すべき個性はちゃんと出ておりますぞよ。
泉陽興業の観覧車だけれど、お馴染み量産たまご型ゴンドラではなくて、まあるい形をしています。さらに寒色から暖色まで十人十色・・・じゃない10色10台のゴンドラが青空に彩りをあたえています。全色違うところは、眺めて楽しいポイントです。
さらに。千手山公園の観覧車がもつ個性、その最たるものはお値段で間違いありません。
1回50円(!)
マジかよ。破格すぎるでしょ。
96か所乗ってきた中で、愛知県の堀内公園&明石公園の1回100円はありましたけれど半額ですよ。半額。当サイト史上最安値を更新ですよ。50円なんて今どきコイン式遊具ですら乗れないでしょうに。
千手山公園には観覧車の他に、おとぎ列車と、ジェットスターという飛行機クルクル系の乗り物があるのですが当然こちらも1回50円。ちなみにコイン式遊具もあるのですが30円で遊べるというから、もうどうかしちゃっていますよね…。
◎ 『恋空』観覧車
さて、そんな激安の殿堂(?)千手山公園についてネットを調べてみますと、だいたいのサイトで「 格安! 」とか「 お財布にやさしい! 」とか書いてあるのですが、もう1つ気になる記述を見つけました。「 2007年公開の映画『 恋空 』の撮影に使われた 」です。
観てないけれど知ってるー!
新垣結衣さん・三浦春馬さんのW主演で、原作のケータイ小説とともに大ヒット。主人公がたどる波乱万丈な内容もあって、当時ちょっとした社会現象が起きたのでした。
大ヒット映画に使われたのが嬉しかったのでしょう。千手山公園が放つ『 恋空 』アピールは公開から12年経つ今でも健在です。
たとえば映画ではライトアップされた観覧車が登場するそうなのですが、作品にちなんで1年に1夜だけ、クリスマスの時期に特別ライトアップをしたり、
『 恋空ロケ地 』と書かれた案内が、観覧車乗り場にも、花壇にも、管理事務所的な建物にも掲げられていたり。
さっすがに10年以上引っ張りすぎじゃない?感は否めないですが、それほど公開当時は大盛り上がりしたのでしょうね。
ガッキーのサインまであるー!
こんなんだったら映画観てから来れば良かったな。なんて思いつつ、50円ののりもの券を手にガッキーが乗ったであろう観覧車に乗車してみます。
12年というタイムラグがあるにせよ、ガッキーと同じ空気が吸える。これはとんでもないことではないでしょうか!
といっても、ガッキーの痕跡無かったけれどね!
◎ のんびりした景色です
それでは眺望紹介をば。地図を確認すると、鹿沼市は宇都宮市の左隣。東京から日光に遊びに行くとき電車で通過するところです( 東武日光線&JR日光線 )。
ここは鹿沼市役所にも近く、街の中心部といっていい場所なのだけれど、辺りはゆったりした空気が漂っています。
てっぺん付近でこのくらい。17.5メートルでも小山アドバンテージが効いて結構遠くまで見渡せます。
写真の右下に写っているのは桜の木。ここは桜の名所でもあるようで、木々より一回りか二回りだけ高い観覧車から望めば、ピンクピンクの海が目線下いっぱいに広がるやつだよこれ。
ガタゴトと音が聞こえたので真下を向くと、おとぎ列車がゆっくり走っていきました。
子供たちがキャッキャとはしゃぐ声。学生らしきグループが観覧車バックに撮影会を始めたようで楽しそうな声。遊園地とはまた違う、のんびりした空気がここには流れています。
変わって反対側では、起伏の富んだ眺望が。名前がありそうな山岳が顔をのぞかせていたり、じっくり眺めていたいところなのに……1周たったの4分って!
うわー!もっと味わいたーい!っていう時も、50円だから満足いくまでリピートできる。本当観覧車ファンにありがたい千手山公園の観覧車でした。
◎ ちょこっとグルメは「鹿沼そば」
ところで公園内にはスナック菓子やら、駄菓子やら、アイスなんかが買える「 売店 」はあるものの、名物が食べられるお店はありません。
せっかくですし観覧車から見えたる、こちらのお店に行ってみることにします。
上の写真は「 起伏の富んだ 」側の景色です。市民プールの左上、矢印のところをご注目ください。
これで。あらわれたのは至極普通の一軒家!?
今日ご紹介するちょこっとグルメ・鹿沼そばが味わえる「 家庭の味・鹿沼そば 一心愛」さんはまさかの一軒家でした。
一軒家感は外観だけかなと入店したら、中もおじいちゃんおばあちゃんの家みたい。広い座敷の片隅に1人座っていると「 こっちの方が暖かいよー 」と窓際のストーブ近くを薦めてくださる。本当おじいちゃんおばあちゃんの家みたい。
注文したのは、にらそば(750円)です。
鹿沼そばは「 鹿沼産の『玄そば』を使用したそば 」のことで、市内多くのそば屋さんで味わえるのですが、中でも人気メニューがこの「 にらそば 」。
にらの生産量、全国2位の栃木県。にらの生産量&出荷量、栃木県内1位の鹿沼市。
そんな全国にらのふるさとみたいな鹿沼で食べる「 にらそば 」は、ピリッとした酸味と歯応えたっぷりの”にら”が、つるっとしたそばに良く合う。
こういう美味しいコラボ、大賛成です。
*****
食べて満足、乗って大満足な私は、帰宅途中TSUTAYAでレンタルしてきましたよ、恋空。
ガッキーが何色のゴンドラ乗ったのか気になって仕方なくてね。もし今日乗ったのと同じ色なら嬉しいじゃないですか。12年というタイムラグがあるにせよ、ガッキーと同じ空気が吸えたって興奮するじゃないですか。
映画見始めて、ひたすらガッキー可愛いな~なんて観ていたのですが、、、あれれ。ガッキー観覧車乗ってない。というか出演者誰も観覧車乗っていませんでした。
重要なシーンで何度も観覧車は映るのですが、あくまで背景。観覧車は背景に徹しちゃっています。うそー。
撮るのも良いけれど、やっぱり観覧車は乗るべきものだよね。ぼっちで観覧車100か所乗ってみるにして本当良かった。そんなことを思ったのでした。
( 訪問日 )2018年1月3日、4月7日、2019年2月16日
( リンク )「 千手山公園 」公式ホームページ
「 鹿沼そば振興会 」公式ホームページ ⇒ 市内で鹿沼そばが味わえる店舗が一覧になっています。
こんにちわ、ちょいぶりです
「こどもとおでかけ回顧録」管理人「のりゅ」です
日本一低料金で楽しめる観覧車のこと
観覧車通「すずやす」様に
お墨付きで教えていただいて確信を持てました
ありがとうございます
日本一低料金の観覧車(この記事の観覧車)
日本最古の観覧車(函館)
この2つは、我が子が小学生の内に
乗りに行きたいと考えています
またいくつか記事を拝見させていただきましたが
最果ての観覧車っぽい
「ダグリ岬遊園地」の観覧車も良い♡と思いました
観覧車を100箇所乗る自己目標を決めて達成されたことと
撮るのではなく、乗ることが目標だったので
また、おでかけした
すずやす様の思い出話を見て共感したり笑わせていただきました
というのも、自分なんですが
世界3大珍獣として数えられる動物を
飼育している国内の動物飼育施設を巡る
「国内世界3大珍獣飼育施設制覇」など
すずやす様と同じように自己目標を決めて
おでかけ、達成してきたからです
すずやす様の運営する「観覧車ぼっち星」を
当ブログのリンクに加えてもよろしいですか?