【74】ようこそ非日常のみかんへ「ラグーナテンボス」(愛知県)

レポの前に、まずこちら!

いつもお世話になります( リンク→ )観覧車通信 」の福井様より素敵なご本を頂戴いたしました。( リンク→ )ちいさなかがくのとも かんらんしゃにのったよ 』( 福音館書店 )

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6月号だからゴンドラ6番、っていう発想かわいい

3~5歳を対象とした月刊雑誌で、2018年6月号は「 子供がおばあちゃんと一緒に観覧車に乗る 」という内容の絵本です。

登るときのワクワクと、降りるときの少しの切なさが丁寧に描かれていて、私もあのころ乗った観覧車で、見知った景色がぐんぐん非日常になってゆく感覚を思い出しました。登場するのは架空の観覧車だけれども、あそこと似ているな~なんて想像しながら読み進めましたよ。

” おりこみふろく ”には福井さんが寄稿した解説文もありますし、ご興味ある方はぜひ。

【74】「ラグーナテンボス・観覧車」(愛知県蒲郡市)

テーマパーク、砂浜、無人島、遊覧船・・・

遭遇するだけで、やさぐれた心を非日常世界に運んでくれる超歓喜的単語だけれども、これらをヒトマトメに見渡せる観覧車が、愛知県にあるという。非日常から非日常を眺めるなんて。ひひひひひ。笑みが止まらない。

今日は、西へ遠征する時にいつも東海道線から見えて気になっていた蒲郡市・ラグーナテンボスの観覧車をレポします。どんなワクワクが体験できるのでしょう、期待して向かってみました。

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今日の観覧車

観覧車は、ラグナシアというラグーナテンボスの中にあるテーマパークの1アトラクション扱いだが( カタカナ多くてごめんね )、観覧車だけが敷地的にテーマパークから仲間外れにされていて、フェスティバルマーケットというラグーナテンボスの中にあるショッピングセンターにくっついている。( 今のはわざと。ごめん )

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空に映えるオレンジ

つまるところ、遊園地的な名前の施設だけれど、入園料やらは取らないよ!乗りたくなったら気軽においで!という大事なことが言いたかった。非日常への入口は、容易な方が望ましい。

ちなみに蒲郡駅からは無料シャトルバスが出ていて15分。こんな嬉しい要素も、気軽においで~に歯車をかけてくれている。

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真ん中は足元まで窓が広がる、眺望に嬉しい設計です。泉陽興業製

そんないつでもウェルカムな観覧車につく40個のゴンドラは、オレンジ1色

これは地域の特産品・蒲郡みかんの色です。いや、みかん色かどうかは勝手な推測なんだけれども、蒲郡みかんが付いたお菓子がラグーナ内にたくさん売られていたし、膨らみがみかんぽいし、みかんだよ( 適当 )

って無意味な話も、思いつきでつけたタイトルも置いておいて乗ってみましょうか。65メートルまで昇って帰る小さな旅のスタートです。

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パスポート無い人は、左手の券売機でチケット手に入れよう

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おおーー!!

600円のチケット、もしくはラグナシアのパスポートを見せ乗り込んだら「 1周15分です! 」の声とともに自動扉がゆっくり閉まって、のっけからダイナミックな世界へ連れて行ってくれます。

この解放感。海めがけて飛び立つような、まるで低速飛行機のパイロットになった気分が味わえます。大丈夫。飛んでいったりはしないから!

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あれは一面ラグナシア

広大な平地に、ヤシの木なんか生やしちやって、このあたりはちょっとしたリゾート地です。

「 リゾートといえば観覧車必須でしょ? 」「 いやいやブルーハワイで異論なし! 」重役そろう会議の場で、こんな激論があったかは知らないけれど、ここに観覧車建ててくれてありがとう。とにかく風変りな景観が楽しめる。その最たるものがテーマパーク・ラグナシアだ。

どこかのスパーランドみたいに、絶叫マシンが乱立しているわけではないから見た目地味だけれど、目を凝らすと南欧的街並みが広がってやっぱりテーマパーク。冷やかしで飛び込むと、お花畑の上を歩くという奇妙な体験ができておもしろかったです。( それもこの日のお花はチューリップ。幼少期のチューリップ組の名に恥じないランウェイができたとおもいます!? )

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チューリップの上歩いたよ!

つづいて下の写真、ド派手すぎる船がサウザンドサニー号( 2018年9月30日までの期間限定 )。漫画ワンピースに出てくる海賊船。とりあえず遊覧船だけれども、あれが浮いてりゃ非日常ここに極まれりです。

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いいね

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豊橋市のほう。豊橋にも観覧車あるのだが、観覧車って薄っぺらい上にスカスカで見つけにくいんだよねw

ここ愛知ですか?というくらい美しい砂浜がのびる先に浮かぶのは、無人島・三河大島だ。夏には渡し船がでて海水浴場もできちゃう有能な無人島。もう憧れでしかない。

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右奥にぽっかり浮く大きいほうが三河大島。小さいほうは・・・知ーらない

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子供部屋にありそうな家庭的エアコンと、今は動作しないBGM装置

どこも絵になるラグーナテンボスだけれども、ふと周りに視線を向けるとありふれた景観が広がってます。山々に迫る一軒家に、東海道線に。ラグーナテンボスの観覧車に乗ると、非日常は、日常の延長線上にあるものだよなーという事を、あらためて思い出させてくれます。

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てっぺん

「 行ってらっしゃーい! 」最高の元気で見送られた私は、ちょこっとグルメを探す旅に出ました。その前に、影で遊んだりもしたけれど。

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ゴンドラの影が、、

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、、、近づいてって、、、

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乗ったあ! ぼっち”影”観覧車たっせーい(?)

ショッピングモール・フェスティバルマーケット1階の、新鮮なシラス丼!あーんど新鮮なお寿司!をいただけるフードコート「 海鮮たべりん広場 」が賑わっておすすめ。でも今日は、なんだか気になるポスターに釣られて、2階「 めん・定食こころ 」に入ってみました。

ちょこっとグルメ 「 ガマゴリうどん 」(980円)

「 アサリは原則三河湾産。五個以上提供すること 」からはじまる5つの定義に則り作られる蒲郡のご当地グルメガマゴリうどん

いいよいいよぉ~こういうの紹介しやすいよぉぉぉ~いただいたら、さっぱりヘルシー( 決して”あっさり”なんて言いません )。アサリって酒蒸し or 味噌汁程度しか思いつかない食材だから、大胆にうどんに入れる発想も非日常ときた。普段食べるそれよりニクアツで噛み応えあって、スープまで美味しく飲み干せた大満足なお味でした。

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「ガマゴリうどん」980円

ひひひ。目と舌で、非日常を味わい尽くせたラグーナテンボス。

小さい頃、家の近所にこんな魅力的な観覧車があったら、もう少し恋に積極的になれたかもしれないし、ブルーハワイ後お決まりの舌見せ合いっこもできたかもしれない。それほどまでに夢の世界へ運んでくれる観覧車を、愛知県蒲郡でみつけました…!

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砂浜と観覧車。これ以上何を望むというのだろう?

( 訪問日:2018年3月17日 )

( リンク )「 ラグーナテンボス 」公式ホームページ

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