ワンダーランド。それは遊園地に最もふさわしい名前だと思っている。
遊園地に来たならいつだって驚かされたいもの。なのに福井のワンダーランドのインパクトは強烈すぎて、驚きとびこえ畏怖の念を抱いてしまった。
なまじ行くべからず。私にとってのワンダーランドとは、恐竜が無造作に転がっている。そんなイメージだ。
しかし調べてゆくと、岐阜のワンダーランドにも観覧車があるという。ぼっちで観覧車100か所乗ってみる。今日は名古屋から中央線で1時間、恵那駅にやってきました。福井のアレとは全く一切金輪際関係のない恵那峡ワンダーランドに行ってみるためです。
どんなワンダーが私を待ち受けているのでしょうね!心して向ってみますよ。
【75】「恵那峡ワンダーランド・大観覧車」(岐阜県中津川市)
\ワンダーポイント1/ 大観覧車 ワンダーレベル☆☆
突然ですが今回は、私が感じたワンダーポイントを交えつつ紹介します。1つ目は当ブログの本題、そして一番尺を使って紹介させていただく観覧車からです。
これまた突然現れたワンダーレベルなる尺度では星2つですけれど、観覧車ならイラストでも靴屋の看板でも狂喜乱舞する私がつけた星2つ。一般的な視点で換算すれば既に120点は超えていることは申し添えておきます。
大観覧車は高さ50メートル。眼下を流れる木曽川から測ると100メートル以上という、恵那峡ワンダーランドきっての見晴らし遊具です。
華やかに彩る全4色36台のゴンドラは、よくよく見るとペンキ塗りたてのよう。冬季休業中にお色直しされたのでしょうか。「 ふっくらつやつや 」という表現はお米以外にも使えるんだと発見した瞬間です。
スポークの中心には、全国の観覧車からすると少数派のあるものが付いています。園名入り看板です。
アルファベットにしたり、ロゴにしたり、各々個性がでる箇所で好きなのですが、ここは赤字でずばり「 恵那峡ワンダーランド 」。左上にはワンダーくんというそのまんまの名前リスさんが、\(^o^)/ ←な格好でようこそワンダーランドしてくれています。かわいい。高校の文化祭的手作り感も、ワンダーポイントです。
一通り遊んだところで(?)のりもの券600円分を用意して乗ってみましょう。その名に恥じぬワンダーな景色が目白押しですから~
向こうに連なる山々で、ひときわ高いのが恵那山( 2,191メートル )です。
あちらに見えますのは~○○山でございます~♪と説明受けても、馴染みがない限りトキめかないインドア派だけれど、日本百名山と言われたら、おっ!となる。
100名城やら世界遺産やら、何かに選ばれているというのは大きいね。私も後世の愛好家たちのため観覧車100選作ろうと思ったら、国内に150程度しかないことに気付いて諦めてしまったよ。
つづいて100メートル下・木曽川が流れているところが恵那峡です。
ネットで仕入れた情報によれば、このあたり東農地方はNHKの朝ドラ「 半分、青い。 」( 2018年4月期。永野芽郁さんと佐藤健さんのやつ )で主人公の生まれ故郷という設定なんですって。訪問した3月、これから始まる時期でタイムリー。あとは遊覧船が名物と書いてあったけれど・・・いたいた。あっちの方で優雅に走っているよ。
渓谷を流れているのにずいぶんゆったりした川なのは、少し先、大井ダムでせき止められているから。恵那峡は大正時代に人が作り出した景観なのですね。
ちなみにこの木曽川。下流へ進むと、日本モンキーパーク( 犬山市 )と川島PA・オアシスパーク( 各務原市 )の観覧車。さらに伊勢湾にそそぐ河口には、ナガシマスパーランド( 桑名市 )まで揃う観覧車リバーなのを今知った。わんだーだ。
\ワンダーポイント2/ 恵那峡ロープウェイ ワンダーポイント☆☆☆☆
ホテルや遊覧船のりばがある恵那峡観光の中心である対岸と、こちら側は橋渡ればすぐじゃね?という近さなのに、どうにも道路がなくて大回り。実に4キロも移動しなくてはいけないのです。
そこで便利なのが恵那峡ロープウェイでした。
今、お役立ち情報みたいに書いてしまったけれどとっくの昔に営業休止。
でも!今も!そのままの状態で!残されているのが!見える!のです!!
つづいてのワンダーポイントはこれだっ!!
ま あ る い !
これワンダーすぎません!? ゴンドラまさかのボール型ですよ!!
休止から18年。ロープって頑丈なんだなあという呑気な感想をよそに、当時すでに珍しかったというボール型ゴンドラが、今でも動き出しそうな勢いでぶら下がっています。
観覧車のゴンドラがボール型なのは海外にあるけれど、こんなロープウェイ初めて見たよ。ゲームコーナーの窓からいきなり登場して、ワンダーな声出しちゃったじゃないですか。
\ワンダーポイント3/ SWEET WHEEL ワンダーポイント☆☆☆☆☆
そんなゲームコーナーを歩いていた本当の目的は、珍しいゲームないか探すため。
すると、これまた初めて目にするやつを見つけてしまった。「 SWEET WHEEL 」なるナムコ製観覧車型ゲームです。
随分ホコリかぶっていて人気ないのはひしひし伝わってくるけれど(!)
操作は簡単。エンドレスで回り続けるゴンドラが下にきたタイミングで、赤いボタンをLet’s Play! アームがうぃーんと回転して上手いことゴンドラのロックを解除させられれば乗客( 景品 )獲得です。
この「 ゴンドラのカギを開ける 」という仕掛けが観覧車らしくておもしろいね。というか、、、
めちゃ難しいんですけど!!!!!
100円で3回。15プッシュしてもまあ取れる気なし。ま、持ち帰るの大変だし別にいいけどさ( 白目 )
\ワンダーポイント4/ ゴミ箱 ワンダーポイント☆
\ワンダーポイント5/カモシカさん ワンダーポイント?????
偶然のたまものだから尺度は対象外だけれど、( 関連施設の )出口付近に野生のカモシカさんいました。地元の消防の方が警戒しているのだけれど、意に介さず遠くを見つめていらしてマジもののけ姫の世界でした!
いかがでしたか。1時間半の滞在でワンダーがサンダーのごとく降りかかり、まだあるんじゃ?という期待がある恵那峡ワンダーランド。
でも私的この日一番のワンダーポイントは、恵那峡遊覧船から下船した直後、佐藤健さんとすれ違ったことですけれどね( NHK「鶴瓶の家族に乾杯」ロケ )。一般人じゃなかなか似合わない深緑のスプリングコート着こなして、次の遊覧船に乗るタイミング。うひゃーーー!!!かっこいいーーー!!!テレビで見たあのままーーー!天皇の料理番!Q10!るろうに剣心!50センチの距離ですれ違ったでござる~~~ってこれ何のブログでしたっけ?
ちなみに佐藤健さんは恵那峡ワンダーランドに訪れていないこと、一応申し添えておきますね( 白目 )
( 訪問日:2018年3月18日)
( リンク )「 恵那峡ワンダーランド 」公式ホームページ