【50】純喫茶かんらんしゃ、富士の景色を珈琲と「富士川SA(上り)/Fuji Sky View」(静岡県)

ひとりで喫茶店に入れない。いや、別に入れるのだけれど珈琲紅茶をたしなむ時間、手持無沙汰で何をしていいか分からず、結果喫茶店へのハードルを上げている。

勉強する。本を読む。会話する。明確な目的があれば良いのだけれど、珈琲紅茶なんて飲んでしまえばあっという間。私はその後何をすればよいの? いつまで座っていればよいの? 心を落ち着ける場所が、かえって所在なげになってしまうのだ。

そんな私にも救いの手があらわれた。2017年2月23日、富士山( 223 )の日にオープンした観覧車は喫茶店代わりに使える……らしい。

観覧車であれば景色を見る!という第一目的があるし終わりの時間もみえている。あとあと、富士山が見える絶景なんですって!いいね。これはどんなものか確かめなければと、静岡県富士市・富士川サービスエリアに向かった。

【50】「富士川サービスエリア(上り) & 道の駅富士川楽座・Fuji Sky View」

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Fuji Sky View( 電線越しView )

列車だったら、JR東海道線・富士川駅から歩いて30分程度。車だったらアクセス抜群。東名高速道路の富士川サービスエリア(上り)と、一般道から入れる道の駅富士川楽座というダブル施設直結

いくつか訪れてきた” 高速道路併設タイプ ”ですね。といっても私、運転出来ないから駅から30分ウォーキングしたけれど( バスの本数非常に少ない )歩道あり、途中みかん屋さんあり、最後に登り坂少々あるくらいだから歩きやすい。

あと直結しているのは「 上り線 」つまり東京方面のサービスエリアだから気を付けて。

下り線側からは連絡道使って到達できない事はないけれど、ほっそーい階段だし分かりにくいしでオススメ出来ないかなー。・・・と、地理的説明はこのくらいにして、観覧車近くまで寄ってみよう!箱型ゴンドラ登場なのだ!

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This is からふる

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ぼっちで乗っているように見えるでしょ。違うよ。3人乗っているよ。

○○の宝石箱や〜って聞こえてきそうなピッカピカのゴンドラは、泉陽興業製。木更津で乗ったやつとパッと見同じカタチ。透明含め全9色、これが4セットで合計36台が空を舞っている、ところも同じ。

これでは複製じゃないか!今度は怒りの声が聞こえてきたけれど、観覧車界(?)ではよくあること。まあまあ、落ち着いて。骨組みの色味は違うから。あとそうだ、富士山がこんな間近でViewできるところもね。

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富士・・・・・・さん???

そんなバカな・・・!ここはこんなに晴れだっていうのに、何故富士山見えない??何故富士山だけ雲がかかっている??ハイドアンドシークしていないで出ておいでー

あーーもう!出てこないなら食べちゃうからね( 昼時 )。

人間、絶望にさいなまれてもお腹はすくもの。ぼっちだって人間だもの。富士山が顔を出してくれるまで、美味しいご飯を見つけにサービスエリア&道の駅を探検だ。

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オープン3日後の訪問で観覧車大にぎわい!

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買い食いに最適ゾーンも大にぎわい!!

( 雲がなければ )富士山viewなレストランをはじめ、フードコート、買い食いに最適なお手軽飲食ゾーンも揃ってよりどりみどり。観覧車のオープン効果もあるのか、お祭り会場かと思うほど活気があるよ。

悩んで選んだ本日の「 ちょこっとグルメ 」はこの2つ!

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① おこたま

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② 富士宮やきそば

お好み焼きを、今川焼のような鉄型で焼きあげた外カリッ・中フワッな「 おこたま 」。ソース付ければマジお好み焼きのお味。食べやすいサイズ感だから、青のりやソースがお口の周りべったり、ってことはなさそう。優れもの!

そして忘れてはならないのが、お隣・富士宮市の超有名ご当地グルメ「 富士宮やきそば 」。解説不要。お祭り来たら外せないよねー!( 祭りではない )

余談だがこの2件の店員さんに、今イチバン気になる事。「 富士山はこの後見えるの? 」を聞いてみた。

「 あ、今見えないですか?うーん。 」

「 そうですねー、、、ちょっと雲がねぇ。。。 」

富士山のかくれんぼ事情は、誰だって見通しつきにくいのだ( 泣 )

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観覧車へのいりぐち

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オープンイベントで、ほぼ同じな観覧車があるキサラピアより「 キサラまる 」君登場

乗るからには完全な状態で乗りたい。結局その後も富士山が顔を出すことはなく、「 富士山見えませんでしたー^^ 」じゃ面白くないなあとこの日は諦め、1か月後再びやってきたよ!

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みーつけたっ!( 左下にうっすらと )

さて。どうしても富士山が見える時間に乗りたい!ネットで探し当てたのがライブカメラだ。

5キロ東にある( リンク⇒ )富士市消防防災庁舎にあるライブカメラ は、富士山アングルもだいたい一緒だし役立ちますよ。あと今見つけた( リンク⇒ )富士川楽座のライブカメラ でも良いかも。

※プチ情報 朝起きてスマホに写しだされる雲一つない富士山!よーし、と現地着いたら雲がかり。散々駆使しても結局、運なんですね・・・ )

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コーヒースタンド

裾野が見えればもう充分。では喫茶店としても使える観覧車へ乗ってみよう!

乗り場への階段を2階まで上がると( ここまだフリーエリアね )、待っているのはコーヒースタンド。ここで買った飲みもの&食べものは、観覧車へ持ち込み可能なのだ。なににしようかな~

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ドリンクいろいろ。食べものはワッフル・ソフトクリームなど

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あら探しのようだが、日本「 初 」は間違い。岐阜ではクレープ食べれるし、岩手ではポップコーン!食べれるし

熱々のホットコーヒー( 350円 )片手に券売機で観覧車のチケット( 700円 )買う、という意外にむつかしかった試練を超えたら、列に並ぼう。シースルーゴンドラと普通のゴンドラの列は、途中で分かれるから気を付けて。

ちなみに観覧車の名前「 Fuji Sky View 」は一般公募で選ばれたもの。これ、私も応募したんだけれどねー。え? 私は何て応募したかって? 落選したからヒミツ。

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のりば

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シースルーと一般は、途中で分かれる

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黄色いやつがきた

乗りこむゴンドラを注目すると、あれ?真ん中にテーブル付いている!それもコーヒー置いてワッフル置いても充分余りあるスペースのやつ!これが喫茶店といわれる所以か!( さっきから喫茶店言っているけれど、言っているのは私だけです。 )

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電車のボックス席のよう!ご丁寧にテーブル布巾まで完備

ここで契約書交わしたり、MacBookしてたらカッコよくないですか? 喫茶店好きになっちゃいませんか?

さらに窓側にはタブレット端末が光っている。どれどれ。これが観光案内になるのか!

早速遊んでみると( タップすると )到底1周の間では読み切れないレベルの情報量ときた。表示された名所をタップすれば、さらなる詳細が登場。実際の景色と交互に見比べても追いつかない。あ、コーヒー冷めちゃう。

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名所をタップすると、さらなる詳細が表示

致し方ない。タブレットは放り投げ( 固定式だけれどね )生の景色を堪能しよう。

まずは富士山側。全体像は拝めなくても、「わ!」と驚いてしまうほどの雄大さ。これぞ日本を代表する景色!

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やっぱかっけーよ。

見所は富士山だけじゃない。視線を右にずらせば、富士市内がきれーいに見渡せるのだ。手前の富士川とそれを跨ぐ東名高速道路がまたいいアクセント。夜は工場夜景が見えるそう。

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富士市内がびゅーてぃふる!手前は道の駅の建物

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えんとつだ!

あー、まだまだ堪能しきれない!そんなあなたに朗報。平日限定になっちゃうけれど、2周( 24分間 )乗りっぱなし券もあるよ( 1,000円/1人 )。完全に喫茶店代わりになるじゃん。

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サービスエリア側

日本を代表する景色が見られる「 和 」

観覧車のカタチから「 輪 」

高い場所から富士山を眺められる驚きから「 ワ 」

3つの「 wa 」を体感できる観覧車。ちょっと言いにくいけれど一度聞いたら忘れられないネーミング、外国の方も馴染みやすいネーミングとして「 wa!wa!wa!ホイール富士 」・・・・・・って、割と気に入っていたんだけれどなあw ( 落選 )

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撮影時の掛け声は「 いちにの、ふじさーん! 」でした

( 訪問日:2017年2月26日 & 3月19日 )

( リンク )「 Fuji Sky View 」公式ホームページ

「 EXPASA富士川上り( 富士川サービスエリア ) 」公式ホームページ

「 道の駅富士川楽座 」公式ホームページ

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