【99】二番手なんて言わせない。横浜のもう一方の観覧車「モザイクモール港北」(神奈川県)

みなさんこんにちは。

ぼっちで観覧車100か所乗ってみる。ラスト2つは私の育った場所・横浜で〆たいと思います。

横浜の観覧車というと、どうしてもアレを想像してしまいますよね。真ん中にデジタル時計が付いた沿岸部の大きなアレを。

映画やドラマ、はたまたお天気カメラまで。その露出の多さから関東はもとより、日本一有名な観覧車といっても過言ではありません。

2018年1月、日本経済新聞でおこなわれた神企画( リンク→ )大空彩る個性派観覧車 東西12選 」でアレは東日本第1位。ポイント獲得数でいえば東西合わせてもダントツの1位でした。

「 横浜= アレ 」という方程式が成り立つほど、横浜の代名詞と言われるまで上り詰めておりますが、港町・ヨコハマにはもう1つ観覧車があるのをご存知でしょうか。

先の企画ではランキングにかすりもしなかった・モザイクモール港北です。

待ってくださいー!戻るボタン押さないでくださいな。

ここにいらっしゃる皆さんはニッチなものがお好きと伺っておりますし、横浜永遠の二番手はニュータウンにあるよ!なんて聞けば興味をそそられませんか?

ということで横浜市の内陸部・港北ニュータウンにやってきました。横浜駅から市営地下鉄で20分ちょい。センター北駅を出れば、観覧車は目の前です…!

【99】「モザイクモール港北・大観覧車」(神奈川県横浜市)

◎ 関東唯一のビルトインタイプ観覧車

<写真・モザイクモール港北の観覧車>

はい!きたー!

駅を出た瞬間から芝生があって、家族連れがボール遊びしているのにはびっくり。

絵に描いたような理想の街。駅前とは思えないほど悠々とした空間に、今日の観覧車は建っています。

<写真・モザイクモール港北の観覧車>

でかいぞ

みなとみらいと違い、このあたりは観光地らしい観光スポットはありませんからね。

ここを歩く人はほぼ地元の人、というような場所で写真を撮っていたらですよ。道行く人が「 そんなに観覧車珍しいのかなあ? 」という顔して通り過ぎるのです。私の顔と観覧車、交互に見比べながら。

まったく。これだから横浜市民はねぇ…。観覧車自体、日本で百数十か所しかない” 珍しいもの ”。どこの街でも観覧車があると思っては大間違いなのです。

ましてや駅前至近距離にあるなんて非常に珍しいのですから。

( ※ 全ての観覧車は駅前にあると思い込んでいたのも、私が横浜で育ったことが影響しています )

<写真>

さあ入ってみましょう

さらに言わせてもらうとですね。建物と一体的に組み込まれたビルトインタイプ型の観覧車は、2000年3月のオープン以来、関東ではここだけ。国内でも数か所しかないタイプだったりするのです。

まずはお近付きからはじめるために、屋上へ向かってみることにしました。

<写真・モザイクモール港北の観覧車>

2018年初頭、ゴンドラ以外の白い部分が塗り替えられました

白い車輪と赤いゴンドラ。シンプル is ベスト。

屋上とは思えないほど緑化が進んでいる木々の先に、直径45メートルの観覧車がありました。

みなとみらいのアレが、超カラフルで存在感をアピールするのとは対照的に、こちらはシンプル2色で街に溶け込みます。

おめでたい時に使われる紅白という組み合わせを住宅街に持ってくることで「 毎日が特別な日なんだよー 」と言っているようでもありますね。

<写真・モザイクモール港北の観覧車>

すっきりシルエットの定番丸型

そんなメッセージ性の強い(?)観覧車には、ゴンドラが32台ついています。

メインとなる基本形の30台は丸型。番号のところが縦長に黄色くデザインされていて、幼稚園児の名札みたいになっているのがチャームポイント。

1番ゴンドラと17番ゴンドラの2台は、車いすも乗車できるよう若干大きめの作りになっています。

<写真・モザイクモール港北の観覧車>

車いす乗車可能ゴンドラ。ちょっとずんぐり

<写真・モザイクモール港北の観覧車>

施設名とか書かれる中央部分も無地。シンプルだ~

お近付きになれたら、今度は乗ってみようと思います。

屋上から1つ下、レストランやフードコートがひしめく5階の一角。観覧車乗り場へ向かいましょう。

◎ 買う人いるの!?回数券制度があるよ

<写真・モザイクモール港北の観覧車>

いきなり観覧車があらわれる

<写真・モザイクモール港北の観覧車>

日本一控え目な入口かも

おお~!ここでもシンプルだ~!

とても観覧車の入口とは思えない、地味とも言えるドアが出迎えてくれました。手動だし。会議室かよ。

そんな地味扉の横にチケット券売機はありました。どれどれ。おいくらかな。

1人400円。2人~4人だと800円。という変則的な料金体系のようです。人数が多いとオトクだなんて羨ましいですね。

 <写真・モザイクモール港北の観覧車>

料金体系

おひとりさま割。みたいなものがあると、もう少し「 ぼっち観覧車 」の世界が広まると思うのですが。とはいえゴンドラを独り占めするのだから、致し方ないのかもしれません。

<写真・モザイクモール港北の観覧車>

なんだろ?

財布を出して券売機に近付くと「 1人用 400円 」「 2~4人用 800円 」の隣に、何やら見慣れない表記を見つけました。

回数券(12回) 2,000円 」とな。

は??

回数券。なんじゃそれは。

もちろん回数券の意味は分かります。遊園地には11枚綴りののりもの券が10枚分の値段で売っていることありますし。

ただここ観覧車だけじゃないですか。つまり観覧車しか乗れない訳じゃんね。

1人で12回もだなんて、こんなの観覧車マニアしか買わないでしょうに。

 <写真・モザイクモール港北の観覧車>

1名様当たり167円。激安!安いのは理解した!

私ですか?

さっっっすがにぼっちで12回は乗りませんよ。いくら横浜育ち、生粋のハマっ子、横浜市歌が歌えて、月に2回は崎陽軒のシウマイ弁当が食卓に並ぶ家庭で育ち、ぼっちで観覧車98回乗ったといえども、

12回乗るなんてどうかしているでしょ。

ここは迷わず1人用400円のボタンを・・・

 <写真・モザイクモール港北の観覧車>

買った。

興味本位ですよねえ( 断言 )

ちなみに券売機で出てきた引換券を、乗り場で回数券と交換する仕組みなのですが、係のお姉さんに「 回数券買われる方多いんですか? 」と興味本位で聞いてみました。

「 そうですね。お子様連れの方とか。 」との返答を頂戴しました。お姉さんと回数券、交互に見ちゃったじゃないですか。

◎ 遮るものはありません。どこまで遠くが見えるかな

 <写真・モザイクモール港北の観覧車>

乗った。

いろいろありましたが乗車完了です!

ビルトインタイプといえど、屋上の1つ下が乗り場なので、すぐに視界は全方位開けます。

<写真・モザイクモール港北の観覧車>

さっきまでいた屋上を軽々越えると・・・

 <写真・モザイクモール港北の観覧車>

視界がひらける!

ゴンドラは4人乗りオーソドックスタイプ。

頭上に簡単な眺望案内があったので、これを参考に景色を堪能してみましょう。

 <写真・モザイクモール港北の観覧車>

「デザインはデフォルメされています。」充分わかりやすいです!

まずは屋上広場とは反対側の景色から。

ゆるやかに起伏がある一帯に、マンションや一軒家が所狭しと密集しています。

どれも建てられてから月日が浅そうなのは、港北ニュータウンという文字通り新しい街だからですね。緑がちゃんと残されているのも住みやすそう~

 <写真・モザイクモール港北の観覧車>

住みたい街オーラ、出ています

久々に東京近郊の観覧車に乗ったことですし、東京スカイツリーを探してみましょうか。

まずはひときわ大きな横に長い建物を見つけるところから始めましょう。

 <写真・モザイクモール港北の観覧車>

これこれ

過去に水泳の日本選手権も開催されたことがある横浜国際プールです。プールの左奥、さすがに双眼鏡かカメラズームがないと厳しいのですが・・・

 <写真・モザイクモール港北の観覧車>

お分かりでしょうか?中央右寄りにあるよ

薄っすらと、消え入るように薄っすらと、直線距離で27キロ先。日本一高い建造物・東京スカイツリーが確認できました。よっしゃ。

スカイツリーの右下には、愛宕グリーンヒルズのビル。写真左側にある銀色メタリックのごんぶっとい建物は、六本木ヒルズ森タワー。写っていないけれど東京タワーがあったり、東京一等地をすぐそこに感じられます。

 <写真・モザイクモール港北の観覧車>

ゴジラがやって来たでお馴染み、武蔵小杉のタワーマンション群

 <写真・モザイクモール港北の観覧車>

川崎駅前のビル群上空には飛行機発見。羽田空港が近い!

このあたりは周囲に遮るものがないうえに、ビルの上というアドバンテージを生かした最高部67メートルからの眺望なので、予想以上に遠くまで見渡せます。

<写真・モザイクモール港北の観覧車>

買い物には困りません

対する近場では、最寄りのセンター北駅がすぐそこに。駅からまっすぐ伸びるレールの先のセンター南駅とともに、港北ニュータウンの中心駅として賑わっています。

どちらの駅にもシネコンが1つずつあって、大型商業施設も目白押し。天然温泉が湧き出る日帰り入浴施設だってある。これまた住みやすそう~

<写真・モザイクモール港北の観覧車>

センター北とセンター南の中間。センターオブセンターでは地下鉄が走っていた

<写真・モザイクモール港北の観覧車>

ザ・ヨコハマ

そして忘れてはならないのがこのシルエット。ハマっ子ならずとも、想像つきますよね。

横浜の頂点・ランドマークタワーをはじめとしたみなとみらい21エリアです。

<写真・モザイクモール港北の観覧車>

てっぺん

1周11分間。みなとみらいは遠いし、ベイブリッジだって見えません。

ここからの眺望は、一般的にイメージされる横浜らしい景色とは程遠いものです。

ところがどっこい、遮るものがない眺望、東京と横浜のセンター的な位置からは、見事なまでの清々しい景色が楽しめる。

アレが建つ”みなとみらい”だけが横浜ではありません。人口370万人を超える横浜市のほとんどは住宅街なのですから。

そう。ここは、海が見えなくたって立派なヨコハマなのです!

◎おまけ1・ちょこっとグルメは、人気ラーメン店「くじら軒」

ふー。尺取り過ぎてしまったので簡単に「 おまけコーナー 」を紹介して終わりにします。

ちょこっとグルメは、モザイクモール港北から徒歩6~7分のこちらへ伺ってみました。一時期東京にも展開していたことがある人気ラーメン店「 くじら軒 」です。

<写真>

噂にたがわず並んでる~

<写真>

パーコー麺(1,000円)

家系が全盛の横浜には珍しい( らしい )あっさりスープに、細麺と、肉汁ぶわっとなパーコーが良く絡まる~!

パーコーも肉厚&噛み応えありで、ラーメンに浸して贅沢にいただけます。美味しい!最後の一滴まで飲み干してしまったよ。

◎ おまけ2・ポイントカードは是非手に入れて!

モザイクモール港北に戻ったら、インフォメーションセンターでポイントカードを手に入れるのがマストです。

観覧車自体はポイントの対象外ですが、

絵柄が、、、

絵柄が、、、

なんと、、、なんと、、、

観覧車だーっ!

<写真>

きら~ん

普段から観覧車を持ち歩きたいあなたにピッタリ!

入会金&年会費は無料ですし作っていて損はありません。

ただ言いたいことがありまして。

これ、何度見てもゴンドラ逆さまじゃないんか?と思ってしまうのです・・・。誰かモザイクモールさんに突っ込んでおくれ。

<写真>

うん。逆さまでしょ。

***

<写真・モザイクモール港北の観覧車>

回数券余ったことだし 夜にも乗りに来ました。

<写真・モザイクモール港北の観覧車>

明るい時より、みなとみらいがしっかり認識できますね。

<写真・モザイクモール港北の観覧車>

矢印の先、薄っすらと緑色が煌めいているのがお分かりでしょうか?

建物とは明らかに異なるシルエット。ライトアップされた今ならはっきり断言できます。

そう。沿岸部のアレ、かつ私の目標。100か所目の観覧車です。

ぼっちで観覧車100か所乗ってみる。次回ラストはコスモクロック21で〆ますよ…!どうぞお楽しみに☆

( 訪問日 )2019年3月2日

( リンク )「 モザイクモール港北 都築阪急 」公式ホームページ

「 観覧車ブログ 『はじめまして。観覧車の自己紹介をします。』」→観覧車の詳細は、こちらの公式ブログをご覧いただくのが良いと思います。

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