名古屋の海沿い!「 名古屋港シートレインランド 」の観覧車にぼっちで乗ってみます。
高さ85mのでっかい観覧車から望めるのは、イルカショー!? 途切れた線路!? 南極観測船!!?
観覧車がたくさんある愛知県でも、屈指のオモシロ眺望があるとのウワサを楽しみに地下鉄は終点、名古屋港駅に到着です。海を感じつつ、のんびり歩いてみましょうか…!
【80】「名古屋港シートレインランド・大観覧車」(愛知県名古屋市)
駅から徒歩5分ほどの名古屋港シートレインランドは、観覧車メーカー泉陽興業さんがやっている入園料無料の遊園地です。
ほら見て。園内小ぢんまりしている中で観覧車の存在感を。4D-KINGやカード迷路ぐるりの森大冒険といった泉陽製アトラクションはすべて観覧車の引き立て役。ここを守る縁の下の力持ち。いつもありがとうな。あなたたちのおかげで観覧車は輝けるのだよ(?)
なんて謝意を表明しただけで通りすぎ、向かうは一番奥の観覧車です。
48台のゴンドラはいろんな場所で見かける泉陽’s卵型だけれど、1つ他と違う箇所を見つけました。それは側面に波が描かれているってこと。海すぐそばだから波。シートレインランドのSea。ほんの少しの個性は、高校生がカバンにぶら下げるアクセサリーと似ているかもしれません。
さすが都市型観覧車ですね、乗車される方ひっきりなしですね。700円ののりもの券を手に、途切れるタイミングを待つとします。
誰の視線も感じたくないぼっち観覧車では、両隣のゴンドラは空けておきたいもの。私だけの空間で、名古屋を文字通りひとり占めしたいのです。
「 スヌーピーのぬいぐるみとご一緒でもよろしいでしょうか? 」
あー忘れてたw
泉陽さんのお家芸、デカぬいぐるみゴンドラ失念してたわ。
48台のうち一部には国民的キャラのぬいぐるみが陣取っています。1人だからと気を利かせてくれたのかな?って想像して照れる。歓喜して承ける。私って単純。
景色ひとり占め!…とはいかなかったけれど、仲良く眺望紹介いきますよ~
おおー!臨海エリア特有の、変わった建物いくつもあるー!
そう小躍りした1つ目は、屋外水泳場かとおもった右の建物「 名古屋港水族館 」です。人がわんさかしてて、カメラをズームするとイルカショー真っ只中でした。
場面は、飼育員さんが立ち泳ぎ中のイルカに魚を食べさせているところで、これ、この後ジャンプするやつじゃね。って期待すると本当に飛んでくれたイルカさん。なんと贅沢なのぞき見なのだろう!
早すぎて飛ぶ瞬間は写せなかったのに、イルカさんはゴンドラの私にも愛嬌振りまいてくれた( ような気がした )
続きまして下の写真は、白い帆船をイメージしたという名古屋港ポートビル( 最上階は展望台! )& オレンジのが2代目南極観測船ふじです。
東京お台場にある宗谷は初代でしょ。2代目はここに係留されていたのか!
この後一般公開されている「 ふじ 」へ入ってみると、乗組員たちの苦労がこれでもかというほど伝わってきた。
なかでも、非常食糧に書かれた「 漂流開始後24時間は、何も食べなくても体力は維持できます 」という言葉。本当に命がけだったのだね。観覧車から見下ろす船体は小さくみえるけれど、とても大きかったです。
陸側だって興味津々な眺望たくさんです。
まっすぐ伸びる水路は中川運河で( この一直線気持ちいいよね!見惚れる! )、その右側に運河と並行する線路をみーつけた。ところが線路は不自然にも跨線橋で途切れています。
このあたりは今もJR貨物の駅なのだけれど、かつては橋よりこちら側まで線路が伸びていて広大な貨物駅だったそうな。シートレインランドのTrain。あけすけな造語は、ここが駅跡だからだよ、という話です。
ひとつ前に訪問した東山スカイタワーを遠くに発見できたし、乗車するごとに何かが見つけられそうな観覧車でした!
ラストは恒例ちょこっとグルメを。
園内、レストランも、定番ソフトクリームの売店も、何もありません。だからでしょうか、セブンティーンアイスに行列ができる光景を目撃です。奇跡な気がして写真を撮ってしまったよ。
でも今は炭水化物が食べたいから、駅と観覧車のあいだにある商業施設「 JETTY 」に寄った。フードコートを物色すると、赤い看板+女の子がトレードマークのSugakiyaが目に入る。
中部地方のソウルフードとして有名なのに、未体験なんだよねー
いざ、ラーメン( 320円、安っ! )を食べようとスープから引っこ抜いた銀色のやつが、通称ラーメンフォークで。知らなくて声を出してしまった。
スプーンの先にフォークが付いている!こんな得体の知れないものがチェーン店にある驚き。欧米人が初めてチョップスティックを持つ感覚って、こんな感じなのかな。
でもすぐに箸に持ち替えてしまい、トレーに放置されたラーメンフォークは寂しそうにしていた( ような気がした )
( 訪問日:2018年4月1日 )
( リンク )「 名古屋港シートレインランド 」公式ホームページ