「 観覧車 」をウィキペディアで調べるとこうある。
大きな車輪状のフレームの周囲にゴンドラを取り付け、低速で回転させることで、高所からの眺望を楽しめるようにした乗り物。
意中のあの子とチューでも・・・なーんていうヨコシマな考えを持つ者もいるだろうが、とりあえず観覧車は”景色を見せる”乗り物である。
たまにゴンドラ内で音楽が聞けたり、乗車前に記念写真撮影するものもあるけれど、基本は”景色を見せる”乗り物。私自身それだけで充分と思ってる。だって観覧車だもん。
しかしだ。しかしなのだ。この枠ではおさまらないやつが富山県に存在したのだー!!
【18】「三井アウトレットパーク北陸小矢部・NANAIRO WHEEL(ナナイロホイール)」(富山県小矢部市)
そんな観覧車があるのは「 三井アウトレットパーク北陸小矢部 」の横っちょ!
そういえば仙台の三井アウトレットパークの横っちょにも観覧車があったから、三井さんは観覧車がお好きなのかも。三井に住んでいます。住んでいるのは観覧車なのかもしれない(?)
完成はアウトレットモールと同じ2015年7月16日。開業後1年少々なのでお綺麗ですよー!
まずはいつものように外観から!骨組みが白一色、ゴンドラは青一色、というのは偶然か仙台のと同じ。ただこちらはゴンドラの形が丸くないんですよ!
ちゃんと持ち手まで付いてるショッピングバッグ型!かわいい!!
ど真ん中( ココ何て言うんでしょうね。鉄道でいうヘッドマークみたいなやつ。 )には、アウトレットモールのロゴ付!
あと周辺を見渡すと、いろんな観覧車デザインが見つけられるのも、私にとっては嬉しいポイント!
いいねぇ!いいよいいよ!!乗る前から楽しくなってきたぞ!
開業日が7月16日(ナナイロ)だったことと、夜のイルミネーションが七色に光ることにちなみ、公募で名づけられたナナイロホイール。
果たして私の心はナナイロに光ときめくのだろうか。今日も今日とてぼっちで乗ってみた!
券売機でチケット買って、乗り場への階段をのぼる。30度はゆうに超えていたこの日。暑い。早く冷房完備の観覧車に乗り込みたい!
そんな私の目に飛び込んできたのは、くまさん!!
「 おいでおいでー! 」と言わんばかりに、くまさんが両手を広げて歓迎の意を示してくれている!これが18個目だが先客がいる観覧車は初めてだw
思わず「 なんかいますねー 」と係のお兄さんに話しかけてしまうと、「 そうですねー、くまさんですねー 」と至極真っ当な答えが返ってきた!わお!
ちなみに、くまさんが乗ってるゴンドラは全部じゃなかったです。ぼっちでも寂しくないような配慮でしょうか。ありがとう!!
内部はクリーム色で明るく、4人乗りだけれど広く感じますよー。
床下の一部分がスケルトンになってます!そして、青いコードはというと、、、
お手持ちのミュージックプレイヤーやスマホにつなげると、椅子の下にあるスピーカーから、音楽を流すことができます!!
聴くと気分が盛り上がる、伝説のアイドルソング(?)藤本美貴さんの「 ロマンティック浮かれモード 」をかけてみました。
くまさんにオタ芸させようと、右腕を真上に、左腕を右側にもっていきそのままの状態で写真に収めようとしたのですが、腕の自重で落ち断念しました。ごめんなさいね、くまさん。
外を見れば、のどかな雰囲気がどこまでも続いています!緑が多くて目の保養になります!
立山連峰も見えるそうですけれど、ちょっと分かりませんでしたー
ここまではオシャレだけれど、フツーの観覧車。
約10分。1周し乗り場まで戻ってきたところで、係のお姉さんの元気いい掛け声が聞こえてくるではありませんか!
「 今からお水をかけまーす!さん!にー!いち!・・・ 」
バシャーン!!!!
なにこれおもしろい!!!!!
実はこれ期間限定でやっている、ナナイロスプラッシュホイールというイベントなのだ!
ゴンドラにバケツの水かけるから涼を感じてね!というなんとも手作り感たっぷりなサービス!!まさかの打ち水発展系である!!
30目前のぼっち客に対しても、元気よく打ち水してくれて、私の心はナナイロに輝いたのだが、期間限定イベントはこれだけじゃあないんです!
それが、これだぁー!!
ナナイロダークホイール ~呪われたゴンドラ~
ポスターを見ると、お化け屋敷と観覧車が融合したようだが、想像出来ないぞ??なんなんだこれは???
通常ゴンドラと同じ料金で楽しめるということで、挑戦してみた!
やってきたのは、完全に窓が覆われている特別仕様のやつ!
中には持ち込みが出来ないという事で、カバンは係の方に預けます。
ここからは写真撮れないので言葉だけになるのだけれど、何かあった時のためにと備え付けのトランシーバーが案内され、何かあった時のためのエチケット袋を手に持たされる。
ん???ドキドキしてきたぞ?
これは、ぼっちのドキドキではない。怖い方のドキドキだ。
そして扉が閉められるとそこは、完全な暗闇が待っていた!
目は開いているのだが、何も見えない。目をつむっていないのに見えない、という感覚は妙な気分にさせる。
聞こえてきたのは、観覧車をモチーフにした怖~いお話。
そこに登場した話のキーアイテムがなんと、くまのぬいぐるみではないかっ!!
そう!あのくまさんは、お化け屋敷の盛大な伏せんだったのだ!!!
係のお兄さんから至極真っ当な答えしか返ってこなかった理由も、オタ芸させようとした自分自身にも、何もかも急に恐ろしくなった。そしてラストには・・・・・・。
いやぁ面白かった!
観覧車なんて、見える景色が違うだけでどこも同じだろう。
そんな事を思っていたが、工夫次第で観覧車たった1つでもテーマパークになり得るのですね!!
打ち水サービスも、お化け屋敷も、2016年8月31日までの期間限定ではあるものの、ナナイロホイールは今後も面白い仕掛けをやってくれそう!
観覧車界の最先端を行く、今後もナナイロホイールに要注目ですぞー!!
(訪問日:2016年7月23日)