ふっじぃーー、サファリパァァァークッ!というCMがある。
トラやらシマウマやらが前面に描かれたバスに乗り、本物ライオンを車両越しに触れ合える(?)インパクトは、串田アキラさんという方が声高らかに歌い上げる楽曲とともに、私の少年時代に「 サファリ 」が何たるかを、家に居ながら教えてくれた。
「 楽しそうじゃん、サファリ 」
しかし行かないまま大人になり、テレビからも遠のき、タクアンも何とか食べれるようになった頃には、サファリというジャンルがあること自体忘れていた。姫路市にサファリパークがある事を知るまでは。
名前を姫路セントラルパークという。サファリと言えば富士サファリパークが圧倒的知名度な私にとって初耳だが、是非とも行きたい、触れ合いたい!!観覧車ばかりじゃあ同じ画になっちゃうし今日は、ぼっちサファリに挑戦だ!
CMの世界でしか知らなかったあのバスが目の前に!!!物珍しそうに横からパシャパシャしてると、係のおじさんが前から撮っていいよーと促してくれる。うぉぉおお感激!この顔で野獣達を恐れおののかせる算段だろう。
朝イチのバスだったからか、私以外に車内には、運転手と、女性2人組のお客さんのみ。ライオンがガオーッと来たら私を守ってくれるのはこの3人だ。たのむぞー(?)
バスはしばらく走ると、二重扉で厳重に管理されたサファリゾーンに入ってゆく。いよいよだ、私のアドレナリンはMAX極まりない!ただバスに座ってるだけなのに。
まず出迎えてくれたのはチーター。CM( 富士~の方ね )では猛スピードで横切っていたが、こちらはのっそり。しかしだ、目がヤバイぞ。眼光鋭く前方を一直線にみつめるそのお姿は、仮に突進してきたら逃げ出す前に腰を抜かしてしまうであろう。おかげで今、目力つける練習をしているところだ。
次の二重扉をくぐると私的大目玉・ライオン様。映画のオープニングでしか見なくなったライオン様が、こんな間近で見れるのだ!風神雷神みたいなバスの顔が怖いのか、真夏だったからか、木陰でじっとしているものの貫禄大ありである。今、オーラを纏う練習をしているところだ。
動物の前で一時停車しつつ、運転手さんからあそこにいるよーと教えてくれつつ、バスはゆっくり進んでゆく。草食動物ゾーンに入ると観れる動物の種類も増えてゆき、右見て左見て大忙しだ。日本ではここしかいないというヌーも無事見つけられた。
バスを途中下車してウォーキングサファリ( 一般的な動物園みないな感じ )とスカイサファリ( ロープ―ウェイで空中散歩 )も楽しんで、もとの場所に戻ってきた。
初ぼっちサファリは、檻の中を車が進むという非日常感を味わいつつ大成功!ただ座ってただけなんだけれどね。そして心を満たされた私は、空を見上げた。人間、青空を見たくなる時ってあるじゃないですか。するとそこに、あやつが聳えていたのだ。
なぜこんなところにぃぃーーーーー???
【36】「姫路セントラルパーク・ジャイアントホイール」(兵庫県姫路市)
こちら姫路セントラルパークは、サファリゾーンと遊園地ゾーンに分かれている1日居ても楽しめちゃうレジャー施設!もちろん一番デカい乗り物は観覧車・ジャイアントホイール。安定の坂の上にあるんだけれど、動く歩道・ラクーダに乗って行けますよ!楽なのだ!
市街地とは少々離れた立地でこれだけデカい観覧車って珍しいよなーと思ったら、高さ85mは1984年の完成当時・世界一!ギネスに載っていたこともあるそう。公式ホームページにある紹介文には「 現在も日本10位以内で地味に凄い 」。地味に凄いってw
30年以上経っているからか、ゴンドラの塗装が薄くなっていたり、支柱の塗装が剥げていたりと、見た目に残念なとこはある。この観覧車とは3コ下な私の髪の毛も、最近急激に同じ状態となってしまった。大きな観覧車の下でまさか同情を禁じ得ない気持ちになるとは・・・。あはははは(空笑い)
ところで観覧車のランニングコストってそんなかからない、と読んだ事あるけれど、塗装し直しとなると難しいのかなあ。是非お願いしたいです、私の頭の希望なので(?)
観覧車からはサファリゾーンまで離れているので動物は見えません。代わりに大自然の中の遊園地を一望できますよ。夏だったのでプールも営業中。子供たちがはしゃぐ声を聴きながらの乗車でしたー
塗装云々書いてしまったけれど、85mという高さは地味以上にやはり凄い。一見同じくらいの建造物が無く分かりにくいものの、地上に目を落とすとその規模は肌で感じられるよ。
サファリで満喫し、世界一にもなった観覧車にも乗れる!一石二鳥、オトク感たっぷりの姫路セントラルパークでした。
ちなみにこちらの( 昔の )CMは「 ♪姫センゴーゴゴー♪ 」だったそうです。ゆーちゅーぶに転がってた動画観たらこれはこれでインパクトありましたw
(訪問日・2016年9月4日)