この前本屋さんに行きました。旅行雑誌のコーナーを眺めていると目に入るのは、表紙に踊る「 ひとり 」という言葉・・・
” そろそろ、ひとり旅 ”『 ことりっぷマガジン2016秋号 』、” 時にはわがままひとり旅 “『 旅行読売11月号 』。時代は一人旅をこんなに推奨しているんですね。気付かなんだ。。
思えば「 おひとりさま 」なんて言葉が流行ったり、1人用カラオケ、1人用鍋専門店に、1人用焼肉店などなど、1人客をターゲットにしたお店って多いなあと。こんなに”ぼっち”に需要があるならば、ぼっち観覧車だってブームが来てもおかしくないはず!
ひとり旅のついでに、旅先の観覧車に乗ったって良いじゃない!!
そういう特集を雑誌で組んでも良いんじゃない??
・・・何故こんなこと言うかって??
だって雑誌の変な人特集の片隅に載りたいんだもん!
片隅でいい。観覧車とおんなじで片隅でいいから、お願い、雑誌のエラいひと!夢叶えさせてぇー!!(切実)
【22】「岩山パークランド・大観覧車」(岩手県盛岡市)
前回の北上から北上し( 読み方:きたかみからほくじょうし←書きたかっただけ )盛岡市へ。ネットカフェで一夜を明かし、翌朝向かった場所は岩山パークランドでございます。
朝9時半オープンのちょっと前に着いたんだけれど、すでに行列!!閑散としているより賑やかの方がワクワクするよね。ぼっち客に人の目は辛いけれど、それもこれも受け入れられる耐性ができました。ほんっとに成長したなぁ、自分(?)
さてさて、フリーパス券もあるけれど、観覧車だけ乗れればOKなので、入園料プラス観覧車だけ別にチケットを買うパターン。いつも観覧車巡りで遊園地行くときはこんな感じです。
400円で入園すると、早速ピエロとパンダが出迎えてくれるよ!
嬉しいね~、ぼっちでも歓迎されたぁ。あり得ないほど笑顔が過ぎるピエロと、あり得ないほど哀愁漂うパンダにw なにこの落差w
ピエロとパンダも気になるけれど、目的地へ行ってみましょう!
敷地全体はシンプルで、ほぼ平らな長方形。まるでグラウンドにいるよう。歩くの楽で嬉しい。観覧車はそんな園内の一番奥の片隅( たくあんポジション )にあるよ。やっぱり片隅は鉄板だね!
今回のお目当ては、黒色の骨組みに、黄色いゴンドラ。骨組み&ゴンドラ、それぞれ単一色というのはあったけれど、骨組み黒いのはじめて見たぞ。青空に映えてカッコイイじゃないか!そして中央には先ほどのピエロがい・・・・・・ん?んんん???
大変だ大変だ!!ピエロの右耳と、おそらくWELCOMEと書いてあったろう一部分がどっか行っちゃってる。
なんてこった!欠けてしまったピエロは、悲しそうな目でこちらを見てる。「 いらっしゃいませー 」と歓迎してくれた時の表情はうかがえない!台風か何かで落ちてしまったのだろうか。右耳の在り処は気になるけれど、まずは乗ってみよう。答えが見つかるかもしれない。
入園するまでは大行列だったのに、みなさん入口に近い絶叫マシン系に行ってしまったらしい。おかげで観覧車付近は人影もまばら。
観覧車ってデザート的扱いなんですかね。私にはメインディッシュですけどー
入口脇にあったのだが、この顔なんだw パンダに至っては完全ふて腐れているではないか!ちなみに私はぼっちでもこんな顔して乗っていないよ。だいたい笑顔で乗ってるよ♡
高度を上げる観覧車。だけれど眺望といえば、今いる岩山パークランドがまず見える。その奥にはゴルフ場が見える。
あとは・・・視線を右にづらすと、森。左にづらしても、森。
そして反対方向といえば、森。その奥には住宅街があってまた森なのだ。
サマーランドも森が多かったけれど、寂しさ具合でいえばこちらが格上。聞こえるのは遊具の音と、お客さんのはしゃぎ声のみ。
森の中に突然現れた遊園地のようで、なんだか秘密基地みたい。盛岡駅から東に4.5キロの立地なんだけどな。残念ながら盛岡中心部は死角になって見えないのだ。
”ぼっち観覧車””ひとり観覧車”で検索すると、「 ぼっち○○ 」シリーズでも観覧車は難易度高い分類に入るみたい。
でも、よほど都会のじゃなければ土日だって並ばないわ、案外簡単に乗れちゃうわ、充分自分の時間を満喫できると思うんだ。SNSでも自慢出来ちゃうし。
うん。いつか絶対ぼっち観覧車ブーム来るよ!
静かな観覧車だったからか、変な確信まで芽生えてゴンドラを降りた。あれ、これってもしや???
ピエロの片割れは、片隅に放置されていたのでした。わーお!
(訪問日:2016年8月7日)