【番外編２】「カラオケ観覧車」なるものに、ぼっちで乗ってみた（東京都）

２０１７年夏、東京に「 カラオケ観覧車 」というのが誕生したそうだ。みんなでワイワイする鉄板娯楽・カラオケと、２人でロマンチックする鉄板遊具・観覧車が合体したシロモノ。すげー組み合わせ！

カラオケも、観覧車も、基本１人で楽しめるけれど、これはどうなんだろう？恥ずかしくないの？乗りながら歌うってどんな感じ？不測の事態とかおこらない？

これまで全国５０か所以上の観覧車をぼっちで乗ってきた私が、誕生したばかりのカラオケ観覧車にもぼっちで乗ってみました。体験レポいっきますよー！

【番外編２】カラオケ観覧車・東京ドームシティアトラクションズ（東京都文京区）

まず、何が歌えるのだろう？カラオケ観覧車を誕生させた東京ドームシティアトラクションズのホームページを見ると、楽曲リストが載っていた。

今後、増えることがあるかもとの事だが、２０１７年８月６日現在歌えるのは定番曲中心に５２曲。

たった５２曲か……そう思ってリストを眺めたら、「前前前世」に「カブトムシ」、「恋するフォーチュンクッキー」に「勝手にシンドバッド」と、知ってる曲いっぱいあるじゃない！ツボ押さえてるなあ、観覧車さん。

（ ↑ リストの画像データは公式ホームページより拝借）

最新の楽曲リストは（リンク→ ）こちらをどーぞ。リンク先下の方に載っているよ。

何を歌おうか。１周１５分しかないし、乗り込んで考えていちゃ勿体ない。悩みに悩んだ結果、ぼっちでも盛り上がれる曲をメインに３曲選んでみた。

この３曲を数日前から聞いて覚え、前日はカラオケ行って練習。これで準備万端。え？そこまでする必要ないって？ほら、写真撮りながらマイク持ちつつ歌う。なーんて初めての経験だからさ。わくわく。

「恋」をひたすら練習する３０歳男性

カラオケ観覧車があるのは、これだ！

本番当日。ジェットコースターが真ん中射抜くドーナツ型観覧車「ビッグ・オー」はデザイン抜群。山手線の内側にある唯一の観覧車だからアクセス抜群。

そんな観覧車の４０台あるゴンドラのうち、８台をカラオケ観覧車としてリニューアル。２０１７年８月１日から始まったこのサービスは、この夏話題の娯楽スポットなのだ！

カラオケが出来るゴンドラには目印ついている（下のやつね）

コースター射抜いた（絶対乗らない）

５階の乗り場まで着くと、おっと、並んでいるねー。ぼっち観覧車する時、列が途切れたタイミングを狙うようにしているのだけれど、そうもいかないみたい。そりゃそうだよね、今日はサービス開始後はじめての土曜日。それでも１０～２０分待ちだったから運が良かったかも。

列は、通常のゴンドラと別れているけれど、料金は同じ。１人８２０円でチケットは乗り場前の券売機で手に入れられる！

「上空８０ｍのカラオケ誕生♪ 」♪マーク１００個あげたくなる良きキャッチコピー

券売機。カラオケ観覧車でも同一料金は嬉しいところ

確認して並んでね！！

観光地観覧車によくある記念写真撮影をにっこり笑顔で済ませてから、この記事も半分程度費やしたところで、ようやくゴンドラに乗りこんだ。すげー！マジでマイク付いてんじゃん！！

前の人が使ったカラオケ観覧車は、、、

係の人が１つ１つマイク拭いていた！

この光景、違和感ないぞ

タッチパネルの両脇にかかっている２台の有線マイク。すげーよ。座って早々マイクを手に取る。あああ！！！観覧車乗ってマイク握っている自分。やばい。曲を選択して、イントロ流れてきた。やばい。これマジでカラオケじゃないか！

・「恋」（星野源さん）　曲時間：４分１３秒くらい

ちゃんと歌詞も映像も流れるよ

興奮していたいのは山々だけれど歌わなければ。１曲目は前日みっちり練習した「恋」。イントロだけで気分が上がるのは、きっとこのゴンドラのせいだけじゃない。『一人を超えてゆけ』今なら超えられる気しかしないぞ。

恋ダンス、人差し指のとこしか出来ません･･･

ちなみに。音量調整できるのは全体的な音量のみで、最大にしても巷のカラオケルームまではいきません。４人乗りゴンドラで程よいレベル。だからよほど大声を出さない限り、隣のゴンドラへの音漏れはないと思います多分。

・「千本桜」（ WhiteFlame feat.初音ミク）　曲時間：４分１２秒くらい

２曲目でてっぺん辺りです

個人的に大好きな曲から「千本桜」。観覧車の性質上てっぺん付近は隣のゴンドラが丸見え。「カラオケしているのかしらん？」って視線がお隣さんからめっちゃ来て恥ずかしいけれど、千本桜のおかげで耐え抜けました。百戦錬磨見た目は将校って感じです（歌詞です）。

ちなみに。曲に合わせ持参したピンクのサイリウムを折ってみたのですが、昼間にやるもんじゃないですね。発光が強いタイプ使ったのに、明るすぎて光っているのか分かりませんでした。もう光線銃を撃ちまくれって感じです（こちらも歌詞です）。

誰に対して振っているのだろうか…。　注※サイリウムは持ち込み品です

・「愛をこめて花束を」（ Superfly ）　曲時間：４分５５秒くらい

ラストは、のびやかに歌いたいから「愛をこめて花束を」。『見上げる空の青さを／気まぐれに雲は流れ』という歌詞があるのだけれど、カラオケ観覧車にぴったりだろうと予想して選んだ選曲は、間違いなし！のびやか過ぎて１年分の贅沢を使い果たしてしまった感ある。

曇りだけれど良しとする！それにしても東京ドーム、でかい！

ちなみに。カラオケはあのJOYSOUNDさんが入っているので、ホンモノですぞ。

考えてみれば、巷のカラオケルームって窓がないのが一般的だし、東京ドーム真下に見下ろして、スカイツリーまでも見える大都会の景色眺めながら歌えるとは、なんという解放感だろう。乗りながら歌う事が、こんなにもテンション上がるものだとは知らなかった。これでは他の観覧車の時でも鼻歌しちゃうよね。

のんびり眺望を楽しむのが主目的なゆえ、いかんせん特色を出すのが難しい観覧車界隈において、この発想はおもしろいし最高！

全国見渡せば、テーブル付きで喫茶店代わりにもなる観覧車や、特大ぬいぐるみが乗っていたり、ゴンドラの外からバケツで水をかけてくれるのもあるけれど、特色ある観覧車は少数派。こうした異色のコラボを東京から発信することで、観覧車といえど可能性は秘めているんだよ！オモシロイよ！という事を広めていけたらと、いち観覧車ファンは嬉しく思います。ついでに、ぼっち観覧車人口も増えていければなお嬉しいです･･･ｗ